ブロック塀 軽量組積造の長所短所

古いブロック塀の解体

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コバヤシ建築スタッフ太田慎吾のブログです
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古いコンクリートブロック塀の解体を行いました。
コンクリートブロックって手に持ったことありますか?驚くほど重いんですよ。
ブロック塀が地震により倒壊して小学生が下敷きになった痛ましい事故は記憶にまだ新しいです。
施工する前の単体のコンクリートブロックは長さ39センチ、高さが19センチで、積み終わるとモルタルの目地を1センチ
含めて長40センチ、高20センチになるように出来ています。厚みは10センチ、12センチ、15センチと使う用途によって
いろいろ選択肢がありますが施工性を高めるためにブロックの中が筒状に空洞になっていて軽量化されています。
軽量化されているとはいえ一個あたり7kgもありますが。この筒状の空隙に鉄筋が入りモルタルで固められます。
モルタルというのは砂利の粒が入っていないコンクリートと考えてください。
コンクリートという素材は圧縮力にはめっぽう強いんですが引っ張る力には弱く、その弱点を補うために鉄筋が使われる
わけです。鉄は酸化して腐食しますがコンクリートのアルカリ成分がこの弱点を補います。
持ちつ持たれつで合わせ技で構造力学的に非常に優れた建築素材が鉄筋コンクリート、またはこれに代わる組積造です。
実にうまく出来ています。

ですからブロックがひび割れて雨水が浸透し、中の鉄筋が腐食した時点でこのブロック塀は強度不足ということになります。
これから空き家化が進みますから古いブロック塀の新陳代謝も行われなくなります。大変心配です。
このような知識を拡散させることも工務店の大きな使命だと考えています。
皆様もお気をつけください。解体撤去工事については市町村の補助金制度もありますので、ぜひお声掛けください。

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