建築家にとって外構緑化はなかなか悩ましい

SE構法 なごみ保育園

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建築家とつくる「木の家」
静岡・焼津・藤枝・島田・金谷・菊川・掛川
コバヤシ建築スタッフ掛川市在住の太田慎吾のブログです
ご近所様よろしくおねがいします!
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設計の杉山さんと庭木の話で盛り上がる。
杉山さんが今担当している新築保育園の園庭に植えるシンボルツリーは何が良いだろうか?ということから
あれこれと話題が広がった。

不肖、私は造園土木の業界に席をおいたことがある。もう30年も昔のことだが当時勤めていた叔父が経営する
工務店が廃業することになり、建築業へ手を広げたいというお付き合いのある造園屋さんから声がかかり、
それならばと思い切って転職したのだ。入社してみないとその企業の実態はわからないもので造園緑化の手法を
勉強できると思って入社したものの、扱う工事の規模がでかすぎて途方に暮れた。バブルなその当時、年商8億円
ぐらいあったと記憶する。企業規模としてはローカルゼネコン並みである。

営業品目も造園というよりは土木に近い。公園を新規造成したり、市庁舎の緑化工事、道路の植栽帯の管理や
民間企業の敷地内緑部の維持管理等が主な仕事だった。自分が頑張れるのはせいぜい個人宅の外構工事の設計、
工事管理ぐらいで社内では肩身が狭く、かといって植木の名前を覚えきれずに植木職人に的確な施工指示も出せずに
何から何まで職人さんにいろんなことを教えてもらう日々であった。

とにかく庭木に使う植物は低木、中木高木、地被類とほぼ無限に近い。
それに引き換え、建築で使うのは構造材としてスギ・ヒノキ・ヒバぐらいで、造作などで使うのもペルポック、
ケヤキ、タモぐらい覚えておけばどうにかなったのだ。そう、ラワン材がそろそろ枯渇してきて高騰し流通しなく
なった頃だったなあ…。

結局、その企業で建築へ業務拡大することも叶わず、私は住宅建築の業界へ舞い戻ってきた。
しかし、その当時の経験が無駄になったかというとそんなことはない。少なくとも杉山さんとあれがいいこれがいいと
話題を盛り上げるだけの知識とスキルは持ち合わせているつもりだ。
それにしても建築家たるや何でもかんでも興味を持って死ぬまで勉強の日々であるのだなあ。しみじみ

設計の杉山さんとの会話に出てきた樹種。妖しげなものも含まれる。私が知っているのは11種のうち8種だった。
カツラ
ナンジャモンジャ
アカシア
ネムノキ
エンジュ
ヤマボウシ
アンデスの乙女
マンサク
アスナロ
イチイ
もみの木

季節に花は咲かせないが、葉っぱの緑がみずみずしい「カツラ」が自分のおすすめ。夏の強い日差しを程よく遮ってくれる可愛らしいハート型の葉っぱが好きだ。小さなお子さんが緑陰でお昼寝するのもいいと思う。秋にはイチョウのように黄色く色づくのもいい。

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