住宅定期点検 業界の本音と裏事情

皆さん こんにちは。 企画設計の太田です
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建築家とつくる「木の家」
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コバヤシ建築は家づくりの難問を解決します
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遅ればせながら「住宅点検業務」をコバヤシ建築の日常業務の一端に組み入れ、年初から回っています。弊社では現在全スタッフ6名、そのうち2名が現場常駐の大工さん、1名が弊社内工場で木材の加工、その他設計、営業その他雑多な業務を3名が兼務しております。このスタッフ全員が現在進行中の現場での製作、または新規受注活動に全エネルギーを注いでいますと、過去建てさせていただいたOB様のお宅の点検~メンテナンスがどうしてもおざなりになりがちです。これは私どもに限ったことではなく、現実的な実状として同じ規模の企業さんの状況だろうと勝手な推察ですけども…。

どのようにしてこのあたりを解決していくかは優良な住宅ストックをどのように維持していくかという人口減に転じた日本社会のキンキンの課題でもあります。

振り返ってみると(お恥ずかしい話ですが)私は修行と称して色々なタイプの建築の生産現場をさすらった時代があり、血縁の住宅工務店(常駐大工多数)に始まり、ローカルゼネコン住宅部、大手ハウスメーカー下請け工務店(施工管理専門)、土木施工企業、造園土木企業、設計事務所併設の住宅工務店(常駐大工不在)等、それぞれに得手不得手な領域がある事を学んでまいりました。この際、私の過去の負の財産とも言えるこの体験知を人のお役に立てる情報に換えるべく、このブログでは赤裸々に発信しようと考えております。

話が少しそれました。
大手ハウスメーカーでは製造部門と管理部門が組織的に完全に分離しており、この点検体制を作るのは組織内でトップダウンで出来ますので比較的容易にシステム化出来たようです。また一貫して大量生産システムの考え方ですのでマニュアル化された検査体制が整っています。その代わり、イレギュラーな事態に個々人の職人技「知」が活かされない、書類を作るのが仕事になってしまう、というデメリットがあったように思います。

また、工務店によっては下請け業者に無償で協力させているところもあるのを見聞きしました。検査させる主体と検査する側に利害関係があるというのは非常に不健全であることは、冷静になれば誰でもわかることですが、不思議なことに人間渦中にあると盲目になるのですね。これは常に気をつけねばいけません。非常に難しい問題です。個人の人間性が関係しますから。すべての情報を開示して「見える化」する、というのは一つの解決の方法であろうと考えます。

さて、従来の行動パターン、価値観に支えられた習慣を変えていくのは本当に大変なのですが、増してや組織の中にいてそれを内包する組織そのものが変わっていくのは尋常なことではないな、というのが本音です。お客様のご理解とご支援を頂けると大変嬉しく思います。

最近行った点検作業の一コマを紹介しましょう

住宅点検 床下は目視によるチェック

床下の点検です
ハウスメーカーさんでは床下の点検作業は大変なので有料オプションサービスにしているところもあります。確かに人が床下に入り込んでの点検作業は大変です。私もそう思います。でも、ある不具合の傾向が見つかったのです。

住宅点検でユニットバス下部で軽微な漏水が見つかった

最近のユニットバスは出入り口ドアの敷居のところがバリアフリー設計で段差がないため、必ず小さな排水溝を設けるのですが、ここの防水パッキンが経年劣化で軽微ですが排水が漏れる傾向がある。もしかすると結露かもしれませんが。
床下は常に乾燥状態を保ちたい箇所ですのでメンテナンスの対象になります。
恐らくこういう状況は設備メーカーさんもハウスメーカーさんも把握していないだろうと考えられます。啓蒙に努めたいと思います。

 

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