住宅設備の修理にかかる費用負担を軽減できないか?

キッチンと家族をつなぐ間取り

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建築家とつくる「木の家」
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コバヤシ建築スタッフ太田慎吾のブログです
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住まいの維持管理していく上で私共工務店にとってもお施主さんにとっても大変重要なことがあります。
維持管理にかかるコスト負担です。
ちょっと掘り下げて考えてみたいと思います。

先日、OB様からアルミカーポート雨樋の破損修理と住宅2階にある流し台の混合レバー水栓の根本から
の漏水修理を依頼されました。建てて引き渡しをさせていただいてから10年ぐらい経過している店舗併用住宅です。
弊社は工務店なので雨樋については商取引のあるアルミサッシ業者、水栓については設備の納入商社へ
まずは概算の金額を聞くところから始めます。
ところがこれが結構バカにならない金額になります。
現場の状況としては縦樋に車をぶつけたために完全に割れてしまっていますが、幸いカーポートのアルミ支柱には
影響がない状態です。
この雨といの修理に要する見積もり金額が、弊社から業者さんへ支払う金額としてですが約18,000円。(下代と呼んでいます)
通常ですとこれに対して利益こそ見込みませんが弊社の手数料としていくばくかの経費を上乗せさせていただいてお客様に
ご負担いただくようにしています。例えば2万円。
また、水栓の修理にあたっては工場で大量生産された部品の修理なので基本的にメーカー対応してもらうようになります。
これが同様に13,000円ほど。(両者とも交渉によっては多少値引きの余地はあるかと思いますが…)
これ、なんとなく当たり前のごとくお客様にご負担願ってますが、あらためて消費者の立場になって考えてみたときに
工事内容に比べて高すぎるって私も思います。
人が動いて修理するので消費する時間分は人件費がかかるというのは理屈ではわかりますが、そうは言ってもねぇ。

では今回、結局どのようにしたかというと雨樋については部品をネットで取り寄せて私が現場で付け替えました。
会社に対しては営業行為ということにして部品代のみご負担いただき、締めて工事費1,800円ほど。
工務店にはこういう何でも屋さんが必要なんだなという証左です。

もう一方の混合水栓の水漏れですが今回はメーカーサイドにお願いして修理費はメーカー直収というスタイルで
処理させてもらいました。修理の様子を実際見ていたわけではありませんが、おそらくゴムパッキンとかの交換だけで
済んだのではないか?
費用はメーカー直収は、申し訳ない気持ちから中間経費はいただきませんというせめてもの償い的な心情です。

この修理費直収のスタイルというのは便器や洗面化粧台、キッチン、システムバスみたいな水回り設備の修理で
みられるビジネススタイルです。業界では残念ながらもっぱらこのスタイルが採用されてしまっています。
見積もり調査だけで費用が発生するという、お客さんからしてみると血も涙もないような業態とも感じられる人が
多いんじゃないかしら。
ある程度は最初の製品単価に予め転嫁するとかなんとかして、もう少し消費者に優しくできないのかなぁ
とか思います。結局の所ビジネスモデルの問題ですからね。

そんなわけで工務店の監督としてはこういう住宅の維持管理上のノウハウもできるだけ身につけて、お客さんの
コスト的負担もできるだけ軽くしてあげるという意識を持たなければいけないなあ、と思っている次第です。
最近ホームセンターで維持管理のためのノウハウをテーマ別にパンフレットにして無料配布していますが、
それがすごくうまく出来ているんですね。それを収集して密かに研究している私です。

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