災害に備えてより安全な家を建てるためには ー 構造計算?

皆さん こんにちは。 企画設計の太田です
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例によってイエタテ経由の消費者からの質問及び回答だ。
今回紹介するのはかなりマニアックな内容。建物構造をどのように力学的に計算して耐震性能を確保するのか、といったものだ。設計の方法論の話になる。

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Q.質問
「壁量計算」と「許容応力度計算」はどう違うのでしょう。
また、一般住宅は「壁量計算」のみで設計されることが多いようですが、どんな場合に「許容応力度計算」が実施されますか?
災害に備えてより安全な家を建てるためには、「許容応力度計算」をお願いした方が良いのでしょうか。

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A.回答
コバヤシ建築の太田愼吾と申します
簡単にご説明申し上げますと
法規的には在来工法で住宅を建てる場合で2階建て以下かつ延べ床面積500㎡以下の建物である時、建築基準法では簡便な計算方法である「壁量計算」で良いとされております。
具体的には、建物の床面積量から必要とされる耐力壁の数量をはじき、この耐力壁を建物の全体にバランス良く配置するように設計することで建物の耐震性が上がります。これはパソコンの建築専用ソフトで計算することがほとんどだと思いますが、この計算書は確認申請時に提出します。この「壁量計算」はいくぶん大雑把な設計手法ではありますが、現在世の中の工務店が扱う大多数の2階建て以下の木造住宅は「壁量計算」の設計でなされていると思われます。
また、より正確な耐震性を構造力学的に算出する方法が「許容応力度計算」です。いわゆる構造計算ですね。
3階建て以上で住宅を作るときは耐震設計の確実性を高めるためにこの構造計算が法的に要求されます。
後者のものは設計費用のコストがどのぐらい上がるのか、またその建てられる工務店さん側が対応できるかどうかは事前に相談なされたほうが良いでしょう。間取り等の設計上の制限事項も増えるかもしれません。

弊社が採用している木造特殊工法のSE構法は後者「構造計算」に当たります。通常、在来工法で「壁量計算」でも十分耐震性を確保することは可能かと思います。実際にはその都度、ご相談させていただいております。
以上、よろしくお願いします

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SE構法 剣道場がある家 静岡市 剣道場を作るためには大空間を作らなければならない

弊社では在来木造軸組み工法とSE構法を2本立てで取り扱っていますが、基本的にはコスト的な問題もあり、2階建て以下は在来木軸、3階建てはSE構法でおすすめしています。画像は弊社で建築中の剣道場がある住宅。

SE構法 剣道場がある家 静岡市 柱、梁の太さなどは全て構造計算で行う

剣道場という鉄骨並の柱のない大空間を作るため構造計算を行っている。
そのため非常に大きい断面の柱、梁が要求された。


SE構法 剣道場がある家 静岡市 柱と梁などの接合は特殊な金物を使う

木材はSE構法専用工場で品質管理された集成材をつかう。柱、梁、土台などの構造材をつなぐのはSE金物と呼ばれる特殊金物で釘やビスではなくピンを打ち込む。
SE構法についてはこれからも詳しくお伝えしていこうと思います。どうぞご期待ください

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