スタバのウッドデッキに学ぶこと

スタバのウッドデッキ

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建築家とつくる「木の家」
静岡・焼津・藤枝・島田・金谷・菊川・掛川
コバヤシ建築スタッフ太田慎吾のブログです
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最近、そこかしこでウッドデッキのあるお宅が見受けられるようになりました。
その理由のひとつに大手サッシメーカーが腐らない樹脂製のデッキ材を商品として本格的に流通させたことが
あります。前近代の日本家屋的な風景として縁側という「内部」と「外部」をつなぐ中間領域と、まぁ難しくいうと
そのようなことなのでしょうが、実際には現代的でカッコいいとか便利とかそういうことだと思います。

近所のお年寄り同士で縁側で日がな一日、ひなたぼっこしながら世間話をするということは生活の一部からは
なくなりましたね。
私がまだ学童に上らない時代、半世紀近い昔ですが母の生家の田舎(旧掛川市大須賀町)ではまだそういう文化が
残っていましたよ。春休みには母親に連れられよく遊びに行ましたが縁側へ陽に干した布団がポカポカと気持ちよく、
近所の子どもたちと一緒にそこへゴロゴロと寝転がっておばあちゃんによく怒られたものです。
風雨にさらされている縁側は桧や杉で出来ていることが多かったと思われますが、端のほうが腐って朽ちていたり
シロアリの食害にあっていたりしましたが、だからといって特別不便や不安はなかったようです。
幸せの原風景がそこにあるような気がします。
基本的にセキュリティという概念もかなり希薄だったように感じます

さて最近、東名高速道を使って西方へ行く機会があったのですが、途中で休憩に寄ったスターバックスコーヒーの外部テラスの
ウッドデッキが良かったですね。さすがに風が強く寒い日だったのでそこで飲食されている客さんはいなかったのですが、なにか洗練された都会の佇まいをそこに感じました。

これをまじまじと観察して私が思うのはデッキ板材はやはり天然材がよろしいということ。杉材やヒノキ材では柔らかでデリケート過ぎますから、南洋材のセランガンバツー材というふうになってしまうかな。
残念ながらこの手の材料は毛羽立って棘状になるので桧のように肌触りを楽しむような素材ではないですけど。
また、今までさんざん塗装を施してきましたが、自然にグレイッシュに風化している感じがとてもいい。
そもそもバツー材のようなデッキ専用材は腐りや蟻害にとても強いですから塗装はなくてもいいかもしれません。
それから、床を支える材料はアルミがベストですね。アルミ材相手に留め付け用ビスはウッドデッキ専用のものは使えませんのであれこれと思案中です。こういうのをあーでもないこーでもないと考えるのが楽しいですね。
誰かやらせてくれないかなぁ。

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